諦めない心

ワールド杯ドイツ大会、決勝戦。延長戦に突入して、延長前半14分、ワンバックにゴールを決められたとき、決めたワンバックと決められたなでしこジャパンの選手たちの声は、次のようなものでした。



ワンバック

「これでようやく終わったと思いました。延長戦でリードされたら、追いつくのは非常に難しいからです。あの時、アメリカが世界一になったと確信しました」


鮫島彩

「失点された後でも、みんなでいけるいけるって声を掛け合いながら、みんなも行こう行こうって言って、本当にあの試合は、全員が心から絶対勝ちたいと思ってた」



岩清水梓

「後ろから見てて、全員がそうだったので、点を取り返しに行くという姿勢が一人一人見えたし、全員に見えたので、その一員として諦めるわけには行かなったです」



丸山桂里奈

「やっぱりみんなで、本当に走って、守って、攻めて、本当に一人一人の信頼が大きくて、内心はきついと思いましたけど、でも、最後まで諦めないという気持ちを持ってピッチに立っていました」



これらの証言を裏付けるように、ワンバックが次のように発言しています。

「決定的なゴールを決められたのに、驚くべきことに日本の選手は誰一人落ち込んでいませんでした。それどころか、チームワークがさらに高まり、全員で向かってきたのです」


澤穂希

「今回は不思議と、点を入れられても点を取り返せるみんなの落ち着きが良かったのかなと思います。いつもなら焦っちゃうんですけど、逆に一番落ち着かなくてはいけない自分が一番焦ってたんじゃないかな。みんな冷静で、本当に成長も感じられましたし、頼もしかったですね」



阪口夢穂

「ここで諦めたらあかんなって、今回のワールドカップは結果を出そうってみんなで話し合っていた」




宮間あやちゃん大好き

2011年になでしこジャパンが、ワールド杯ドイツ大会で優勝しました。その時、なでしこジャパンの中心メンバーの一人である宮間あや選手に心を奪われました。彼女のプレーも素晴らしいですが、それ以上に、僕の心を奪ったのは、その振る舞いでした。常に、対戦相手や仲間を思いやる心づかいに自分も癒されています。そんな気持ちを共有できる方のアクセスを期待しています。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • ヒロ

    2017.04.21 14:19

    女子サッカー苦難の歴史、少しは改善されたと思いますが、働きながらサッカーを続ける現状は、変わっていませんね。おそらく、Jリーガーのような観客動員数がなければ、サッカーだけで食べていける状況は生まれないと思います。したがって、今後も仕事とサッカーの両立が求められると思いますが、セカンドキャリがスムーズに選択できるようになるといいですね。例えば、今働いている職場に、選手生活後も残れるとか。 ワールド杯ドイツ大会の振り返りは、まだまだ続きます。
  • アリモ

    2017.04.21 13:43

    お疲れさまです。 ドイツW杯の決勝の延長戦…本当に興奮しました。テレビ中継は夜中だったのに、澤さんがゴールを決めたときに、大きな声で『ヨッシャ!』と叫んでガッツポーズしたことを思い出します。なでしこ魂を見た試合でした。みんなが、誰ひとり諦めない気持ちでたたかっていたからこそ…結果云々ということよりも、とても胸に響いて感動させられたのだと感じています。あやちゃんのCK、澤さんの走り込んでのシュート…本当に鳥肌ものでした。 やばいなあ…あやちゃん事になると、涙が出そうになります。